ウグイス色って知ってる?どんな色?
(R6.2.9配信)
いきなりですが、ウグイス色という色を聞いたことはありますか?
ウグイス色とは名前のとおりで「ウグイス」という鳥をもとにした色です。
では、次のA・Bのうちウグイスはどちらでしょう?
正解はBでした。
正解しましたか?
この問題をほかの人(とくに大人)にも出してみましょう。
多くの大人はAを選ぶと思います。
Bを選べた人は物知りですよ!
では、なぜAがウグイスだとまちがえる人が多いのでしょうか。
また、ウグイス色とはどんな色なのでしょうか。
今回はウグイス色のヒミツについてしょうかいします。
ウグイス色ってどんな色?
ウグイス色とはこんな色です。
分かりにくいかと思うので、もう少し大きくすると下の図のような色です。
(※ネット上でのウグイス色はばらつきがあるので必ずしも正確ではありません)
緑色に茶色をまぜたような色ですね。
ウグイス色と、先ほどのウグイスを比べてみると似ていると思いませんか?
では、なぜウグイスとAの鳥をまちがえるのでしょうか。
ウグイスをまちがえる理由
身の回りのウグイス色
ウグイスとAの鳥をまちがえる理由の一番大きな理由は身の回りの食べ物や製品にあるといえるでしょう。
はじめに、ウグイスと名前がついている食べ物を見てみましょう。
まずはうぐいす豆です。
これはウグイス色に似ていることから名前がついたそうですが、ウグイス色というよりは先ほどのAの写真の鳥の色に似ていませんか?
次はうぐいす餅です。
うぐいす餅とは、青大豆をもとにしたきな粉(うぐいす粉)をまぶした大福ですが明るい緑色のものが多く、その材料や色などからうぐいす餅と呼ばれます。
しかし、この色もAの写真の鳥に似ていますね…
次はコピー用紙のうぐいすという色の紙ですが、これもまた明るい緑色で、Aの写真の鳥の色に似ています。
このようにわたしたちの身の回りで「うぐいす」と名前がつくものは明るい緑色のものが多いです。
ウグイス自体はあまり人前には姿を見せない鳥で、なじみがないこともあって、食べ物などに似ているAの写真の鳥がウグイスであると覚えている方が多いのかもしれませんね。
なぜ明るい緑色の食べ物や製品名に「うぐいす」がついた?
わたしたちの身の回りに「うぐいす」の名がつく食べ物などがあることはわかりましたが、なぜ、その名前がついたのでしょうか。
すでに明るい緑色=ウグイス色が親しまれていたので、うぐいすとした説もあれば、まちがえた説もあり、いろいろな説が考えられますので、なんとも言えません。
ウグイス色=明るい緑色になった理由
ウグイスというと、「ホーホケキョ」という鳴き声が有名です。
ウグイスは1年中日本にいますが、ホーホケキョと鳴くのは春にパートナーを探している時だけです。
そしてウグイスが鳴くころには春になり、いろいろな花がさいています。
そうすると花のみつが好きな鳥がやってきます。
それがAの写真の鳥なのです。
ホーホケキョと声が聞こえだすとよく見られる鳥が明るい緑色の鳥なので、ウグイスだとまちがわれてしまったのかもしれません。
そんなこんなでウグイス色=明るい緑色になったのかもしれません。
※理由はいろいろな説がありますので、もしかしたらそうかもしれないというぐらいでお楽しみください。
ということで、今回はウグイス色のヒミツをしょうかいしました。
ウグイス色はほんとは暗い緑色だけど、身の周りでは明るい緑色をしたウグイス色が多いということでした。
ところで、結局最初のクイズのAの鳥はなに?と気になった方はこちらから答え合わせできますよ。
作成:カワラバトのポッポ
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