（R5.4.14更新）

新シリーズとして「道ばたの気になるいきもの」をはじめます！

このシリーズではふだん生活していて、「すぐそこで見れたりするけれど、何かまではわからない」というようないきものにスポットを当ててしょうかいしていきます♪

記念(きねん)すべき第1回は地面を高速で歩く？白黒の鳥です。

飛(と)べないわけではない

今回しょうかいする鳥は決して飛べないわけではありません。

近づくと飛んでにげます。

ただ、地面も高速で歩きます。

そんな鳥の姿(すがた)がこちら！

どうでしょう？何かわかりましたか？

スズメ？ツバメ？ムクドリ？

全部はずれです。

この鳥の正体は・・・「ハクセキレイ」です！

ハクセキレイのプロフィール

分類ぶんるい

スズメ目セキレイ科セキレイ属ぞく

大きさ

体長約やく21cm(スズメより大きくハトより小さい）

見られる場所

公園や農地、人家の近くなど

とくちょう

地面を高速で歩いているように見える。が、実は足を動かすスピードが速いだけでそんなに進んでいないという説(せつ)もある。

もともとは冬鳥・・・だけど最近(さいきん)は1年中見られる

ハクセキレイはもともとは冬鳥で、夏の暑い時期にはすずしい北海道などにいて、冬の寒い時期にはあたたかい南のほうへやってくる鳥でした。

しかし、最近では、すみかを南の方にも広げていて、堺でも1年中見られるようになりました。

ニュースでは地球温暖化(ちきゅうおんだんか)で、南にいる生き物が北に北に上がってくるとよく聞きますが、この鳥は逆(ぎゃく)に南に南にと下がっていっているふしぎな鳥なのです。

かれいなる都会デビュー

セキレイのなかまは川の上流や里山の農地など、人里はなれた所にくらすものが多いです。

ハクセキレイも昔は川のそばなどで見かけることが多かったようですが、都会のビルがたくさんあるところでもすめるようになったことで、他のセキレイよりもすみかを広げています。

都会になじんだことで身近にみられることも増(ふ)えたんですね！

他のセキレイとは仲(なか)が悪い？

ハクセキレイの発見報告(ほうこく)を見ると、同じセキレイのなかまであるキセキレイやセグロセキレイを見かけることが減(へ)ったというコメントも見ます。

もしかしたらハクセキレイが増(ふ)えすぎて、ほかのセキレイのすみかをうばってしまっているのかもしれませんね。

できれば仲良(なかよ)くすみわけしてほしいところです。

堺で見られたセキレイ

堺で見られたセキレイの写真はこちらから見ることができます。

次回予告(よこく)

今回は「道ばたの気になるいきものシリーズ」の「地面を高速で歩く鳥」としてハクセキレイをしょうかいしました。

楽しんでいただけましたか？

次回は「めちゃくちゃでっかい蚊(か)⁉」ということでとある虫をしょうかいします。

何の虫のことか予想しながら楽しみにしていてくださいね♬

作成：カワラバトのポッポ

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