みんなが知らない猛禽類
(R7.1.7配信)
みんなが知らない猛禽類
猛禽類(もうきんるい)とはするどいツメとクチバシ、丈夫な脚をもつこの写真のような肉食の鳥のことです。
ちなみにこの写真の猛禽類の名前はオオタカです。
そのほかにもハヤブサやフクロウなども猛禽類です。
しかし、タカやハヤブサ、フクロウ以外にも猛禽類はいます。
そこで今回のいきもの新聞は、みなさんがあまり聞いたことがない猛禽類たちを紹介します。
※今回ご紹介する猛禽類たちはほとんどが堺市レッドリストに掲載されているもので絶滅の危機
にさらされているため、実際に見つけてもそっと見守ってあげてくださいね。
ノスリ:<学名Buteo japonicus>タカ目タカ科ノスリ属 堺市レッドリストCランク
大きさ:50~60センチほど つばさを広げると100~140センチほど
おもさ:500~1300グラム
好きな食べもの:おもにネズミやモグラを食べ、たまに鳥類やカエルなどの両生類も食べます。
どうしてこの名前になったのか
「ノスリ」という名前の由来は、木の上からの狩りの時に、野を擦るような地面すれすれを飛ぶため
(野擦)そのような名前がつけられたそうです。
ちなみに・・・
ノスリは茶色いからだの色をしているため、「馬糞鷹」とよんでいた地域もあるそうです。
サシバ:<学名Butastur indicus>タカ目タカ科サシバ属 堺市レッドリストAランク
大きさ:47~51センチほど つばさを広げると105~115センチほど
おもさ:420グラムほど
好きな食べもの:カエルなどの両生類、ヘビやトカゲなどのは虫類、など
どうしてこの名前になったのか
奈良時代に儀式に使われていたうちわである「さしば」が、この鳥の尾羽で作られていたことに由来
しているといわれています。
ちなみに・・・
鳴き声が「ピックィー」とよく鳴くことから、「ピックイダカ」とよぶ地域もあります。
チョウゲンボウ:<学名Faico tinnunculus>ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属
大きさ:33~39センチほど つばさを広げると65~80センチほど
おもさ:150グラム~190グラムほど
好きな食べもの:ネズミなどのげっ歯類、小型の鳥類、昆虫、ミミズ、カエルなど
どうしてこの名前になったのか
トンボの方言である「ゲンザンボー」が由来ではないかといわれています。
なぜかというとチョウゲンボウの飛行の仕方がトンボのように見えるため、「鳥ゲンザンボー」とよばれる
ようになり、いつしかそれが「チョウゲンボウ」とよばれるようになったといわれています。
ちなみに・・・
チョウゲンボウはハヤブサの仲間ではありますが、飛ぶ速さはハヤブサほど速くはないんです。
ミサゴ:<学名Pandion haliaetus>タカ目ミサゴ科ミサゴ属 堺市レッドリストCランク
大きさ:54~64センチほど つばさを広げると155~175センチほど
おもさ:1200グラム~2000グラム
好きな食べもの:コイ、フナ、ボラ、イワシ、ブラックバス、ライギョなどの魚
どうしてこの名前になったのか?
水に飛び込んで水中の魚を捕まえることから「水探(ミサゴ)」と呼ばれるようになったそうです。
ちなみに・・・
魚が好きなことから魚鷹「ウオタカ」とも呼ばれています。
かっこいい見た目をしていますが、鳴き声は「ピョッピョッ」とかわいい声で鳴きます。
ふりかえり
みなさん聞いたことがある猛禽類はいましたか?
私はどれもあまり聞いたことがない名前で、はじめて聞いたときは猛禽類だとはわかりませんでした…
ここで紹介した猛禽類以外にも、トビやコミミズク、ハヤブサなども「いきもの図鑑」にのっているので、興味がある方はぜひしらべてみてくださいね♪
作成:ミシシッピネコミミガメ
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