道ばたの気になるいきもの~めちゃくちゃでっかい「蚊(か)」⁉~
(R5.7.28配信)
このシリーズではふだん生活していて、「すぐそこで見れたりするけれど、何かまではわからない」というような生き物にスポットを当ててしょうかいしていきます♪
第2回は『めちゃくちゃでっかい「蚊」⁉』です。前回の地面を高速で歩く?白黒の鳥をまだ読んでいない方はぜひそちらも読んでみてくださいね。
タイトルから分かるかもしれませんが、今回しょうかいするのは見た目は大きな蚊だけれど、蚊ではなく、血を吸わずに飛び回っている虫です。
どんな生き物のことか予想しながら読んでみてくださいね♪
それではスタートです!
似ているけれど蚊ではない
早速ですが、今回の生き物の姿はこちら!
いかがでしょう?
蚊にとても似ていませんか?
下の写真はよく見られる蚊のなかまです。
※ヒトスジシマカという蚊ですが、やぶ蚊とも呼ばれます。
写真では大きさがわかりにくいですが、蚊は大きさが約5㎜なのに対し、しょうかいする生き物は種類にもよりますが、小さくても3倍近い大きさの14㎜、大きいものでは10倍以上大きな45㎜にもなります。
足の長さも蚊は体と同じか、少し長いくらいなのに対し、体よりも明らかに長いです。
この生き物の正体は・・・ガガンボです!
ガガンボのプロフィール
分類
ハエ目カ亜目ガガンボ科
大きさ
体長約14㎜~45㎜(種類による)
見られる場所
平地~山のさまざまな環境
とくちょう
光に集まる習性がある
蚊とちがって血は吸わない
蚊に血を吸われると、とってもかゆくなることがあるので、蚊がきらいな方もいるでしょう。
ガガンボも蚊に似ているので、同じように血を吸われそうだし、大きいので、吸われると大変!と思うかもしれませんが、ご安心を。
ガガンボは蚊とはちがって血を吸いません。血の代わりに花のみつを吸います。
明るい光を求めて・・・
ガガンボは街灯や家の明かりなどの光に集まる習性があります。
なので、家の近くなどでもふつうに見ることができます。
なぜ光に集まるのかはまだはっきりはしていませんが、ガガンボが家の中に入ってくるのは、光に集まる習性があるからなんですね。
決して人の血を吸うために入ってくるのではありませんよ!
さわるなキケン⁉体はとってもデリケート
ガガンボの体はとってもデリケートなのです。
家に入ってきたものをにがしてあげようとしてつかまえると、すぐにあしが取れてしまいます。
これはキケンがせまった時に、あしをオトリにしてにげるためともいわれますが、くわしい理由はわかりません。
ガガンボをにがすときはなるべくさわらず、やさしくにがしてあげましょう。
幼虫は害虫
ガガンボの成虫は人には害がなく、花のみつを吸う時に、植物が増える手助けをしていますが、幼虫は害虫として知られています。
ガガンボの幼虫は田んぼなどにすんでおり、お米のイネの根を食べたりします。
なので、農家にとって迷惑な害虫として知られています。
次回予告
今回は「道ばたの気になるいきものシリーズ」の『めちゃくちゃでっかい「蚊」⁉』としてガガンボをしょうかいしました。
楽しんでいただけましたか?
次回は「木になにかささっている?」ということでとある鳥をしょうかいします。
何の鳥のことか予想しながら楽しみにしていてくださいね♬
作成:カワラバトのポッポ
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