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「生物多様性のめぐみ」のおはなしシリーズ~目に見えないつながり~

(R4.7.19配信

地球上で生活している多くの生き物はをします。

息をすることで、酸素(さんそ)を体の中へ取りこんでいます。

わたしたち人間は(はい)を使って息をしますが、

魚のようにえらを使って息をする生き物もいれば、カエルのように皮ふを使って息をする生き物もいます。

息をする方法(ほうほう)はさまざまですが、どの生き物にとっても生きるためには酸素が必要(ひつよう)です。

では、その酸素は一体だれが作り出しているのか知っていますか?

 

生き物の中には、酸素(さんそ)を作ることができるものがいます。

それは植物です。

植物もほかの生き物と同じように息をしますが、

太陽の光を()びているときには、酸素を出します。

他のいろんな生き物は、この酸素を使って息をしているのです。

植物の存在(そんざい)も、多くの生き物にとって必要(ひつよう)だということが分かりますね。

そして、酸素は植物がわたしたちにあたえてくれるめぐみだと言えるでしょう。

 

植物があたえてくれるめぐみは、酸素(さんそ)だけではありません。

わたしたちが食べる野菜(やさい)も植物ですし、鳥たちやこん虫たちのすむ木や草も植物です。

植物は他のたくさんの生き物にとって、食べ物すみかにもなっています。

わたしたちは植物からいろんなめぐみを受けているのです。

そして、このように植物からめぐみを受けることができるのは、生物多様性(せいぶつたようせい)のおかげです。

 

生物多様性(せいぶつたようせい)とは種類(しゅるい)がちがういろんな生き物がくらしていることをといい、

生物多様性が高いと、わたしたちは生き物からめぐみを受けることができます。

めぐみを受けるということは、それらの生き物とつながりを持つということ。

どの生き物も他のいろんな生き物たちとつながりをもち、(ささ)え合って生きています。

 

 

わたしたちがどんな生き物とつながりを持ち、どんなめぐみを受けているのか。

生物多様性(せいぶつたようせい)を守るために何ができるのか。

これらのことに少しでも興味(きょうみ)を持ち、考えてみてください。

 

作成:ハナムグリ


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