「生物多様性のめぐみ」のおはなしシリーズ
(R4.1.28配信)
「自然から生活に必要なものをもらっている」
「寒い!」とついさけんでしまうほど気温が低い冬。
とくに冷えこむ日には、室内で暖かくして過ごしたいものです。
エアコンやヒーターなどの暖ぼう器具のスイッチをオン…………あったか~い♪
ボタン一つで暖まることができるなんて、とても便利で快適です。
さて、昔の人びとはどのようにからだを暖めていたのでしょうか。
石油、石炭、天然ガスといった化石燃料が広く行きわたっていなかった時代、
主な燃料はまきや木炭でした。
囲ろ裏や火ばちなどで火をおこし、冷えた体を暖めていたのです。
まきや木炭のもとは木材、つまり木です。
昔は暮らしの身近なところに雑木林(さまざまな木が入りまじって生えている林で、人の手入れによって管理されてきた自然)があり、燃料はそのような身近な自然から手に入れるものでした。
きり出した木をちょうどいい大きさに切ったり、焼いたりするなど加工して、燃料を自分たちで作っていたのです。
当時はまき売りや炭売りを生業(生活を営むための仕事)とする人もいて、燃料となる木材も、それを採集するための身近な自然も、人々の生活にとても必要なものであったことがわかりますね。
時代が変わり、化石燃料が広く行きわたった今、日々の生活の中で、まきや木炭を使うことはたいへん少なくなりました。
ですが、体を暖めるためでなくても、キャンプやバーベキューでまきや木炭を使ったことがある人もいるでしょう。
木材は今も、人々の身近なところにあります。
日々の生活で、よく使うものを思いうかべてみてください。
ノート、えんぴつ、トイレットペーパー、木製の家具や食器…
私たちの身の回りには自然から手に入れた木材が生活のいろんな場面で活用されています。
自然から生活に必要なものを手に入れることができるのは、“生物多様性のめぐみ“のおかげです。
生物多様性は私たちの生活にも関係しています。
(生物多様性ってなんだろう?と思った人はこちら(サイト内別ページへリンクしています)を見てみてください。)
自然に興味を持ち、まき割り体験などがあれば積極的に参加し、自然とふれあってみましょう!
作成:ハナムグリ
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