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自由研究に役立つ調査手法②スポットセンサスで野鳥をさがそう!

みなさんはバードウォッチングをしたことはありますか?

わたしたちのまわりにはいろいろな種類しゅるいの鳥がいます。

鳥がいるかを知るには姿すがたを見つけるのが一番ですが、声でさがすこともできます。

やみくもに探してもいいのですが、そうすると調査結果ちょうさけっかをまとめるのはとても大変たいへんになります…

今回は生き物を探す場合に使える調査方法ほうほうをしょうかいします。

今回はスポットセンサスという方法で鳥を探してみましょう。

 

スポットセンサスとは

まずはじめに、スポットセンサスについて説明せつめいします。

スポットセンサスとは「地点の調査ちょうさ」という意味です。

もう少しくわしく説明すると、”ここ!”と決めた場所で調査をすることです。

スポットセンサスではあらかじめ決めた場所のみ調査するので、テキパキと調査ができます。

べつのテーマでもしょうかいしているラインセンサスと同じように、同じスポットをくり返し調査することで、そのスポットの近くの生き物の数や、季節きせつ天候てんこうごとの変化へんか、時間の経過けいかによる生き物の数の増減ぞうげんなどについて調べることができます。

それでは実際じっさいの調査の方法をしょうかいしていきます。

 

スポットをえらぼう

スポットセンサスで大事なのはなんといってもスポットの選び方です。

適当てきとうにスポットを選んでみたけど何もいなかった…となるのはいやですよね。

ですので、スポットを選ぶときはなるべく何か所か選ぶようにしましょう。

事前にどこに鳥がいるかを予想して、多いだろうという場所、いなさそうな場所、分からない場所など5地点くらいを選ぶといいでしょう

近くを歩いてみて実際に鳥がいるところをさがしてみてもいいでしょう。

 

調査の計画を立てよう

スポットが決まれば調査の計画を立ててみましょう。

調査の際は、

・1つのスポットで何分調査するか

・いつ調査をするか(何時から?何日に1回?)

などを決めておきましょう。

おすすめは夏であれば午前9時ごろまでに調査し、1つのスポットでは10分間調査し、全部のスポットが終われば、今度ははじめとは反対の順番じゅんばんで回る方法ほうほうです。

調査の回数は多ければ多いほどいいのですが、少なくとも、半月に1回は調査をしましょう。

 

調査の準備じゅんびをしよう

調査に出かける前に筆記用具を準備しましょう。

次のものを持っていくと便利べんりですよ。

・筆記用具

・メモ

・カメラ

・地図

・図かん

・ボイスレコーダー

双眼鏡そうがんきょう

 

調査に出かけよう

準備ができたらいよいよ調査開始!

車や自転車などに気をつけて安全に調査を行うようにしましょう。

~調査のポイント~

・決めたスポットから見えた鳥を数えましょう。

・同じ個体こたいを数えないように注意しましょう。

・地図がある場合はどこで見つけたかを地図に書いてみましょう。

種類しゅるいがわからない場合は後で調べてみましょう。

姿すがたが見えなくても声が聞こえたらどんな声だったかを記録きろくしておきましょう。

→調査が終わればインターネットなどでなんの鳥か調べてみましょう。

・鳥の中には人に気づくとかくれるものもいるので、しずかに調査しましょう。

 

結果けっかをまとめよう

調査が終わったら、どこでどんな鳥が見つかったか、結果をまとめてみましょう。

事前に予想した結果とあっていたかをたしかめてみましょう。

 

スポットセンサスでわかること

スポットセンサスでは、同じスポットを何度も調査ちょうさすることで、そこでの生き物の数をくわしく調べることができます。

また、時間をえて調査すると、時間ごとのちがいを調べることもできます。

天気がちがうときに調査をすると、天気によるちがいを調べることができ、季節きせつを変えると季節によるちがいを調べることができます。

調べたいことが何かを考えて調査の仕方を工夫くふうしてみましょう。

 

スポットセンサスとラインセンサスのちがい

今回しょうかいしたスポットセンサスとべつのテーマでしょうかいしたラインセンサスでは同じようなことを調べることができます。

ただ、大きくちがうところがあります。

最後さいごにスポットセンサスとラインセンサスのちがいについてしょうかいします。

生き物をさがしたりするときはこのちがいに注目して、どの調査方法ちょうさほうほうがいいかえらぶようにしましょう。

 

スポットセンサスのメリット・デメリット

<メリット>

調査地点までの移動いどうには何を使ってもいいので、移動時間を短くできる。

<デメリット>

調査地点や計画をまちがえて選ぶと、思ったような結果けっかが出ないことがある。

 

ラインセンサスのメリット・デメリット

<メリット>

道中にいろいろな環境かんきょう変化へんかがあるので、生き物を見つけやすい。

<デメリット>

調査をしながら歩くので時間がかかる。

調査によってルートの長さが変わると結果をまとめにくい。

 

 

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