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植物と水の関係を調べよう

みなさんは学校の授業などで植物を育てたことはありますか?

植物を育てるうえで大事なのは水と空気と温度!

家庭で植物にあげる水といえば水道水が多いですが、もしこれを他の水にかえるとどうなるのでしょうか?

今回はタネから植物を育てて、植物と水の関係(かんけい)について調べてみましょう!

 

事前準備(じぜんじゅんび)

 

育てる植物を用意しよう

観察(かんさつ)に使用するタネは()が出やすく、観察しやすい大豆やカイワレダイコン、トウミョウ、コマツナなどの野菜(やさい)のタネがおすすめです。

植物のタネは花屋やホームセンターなどで手に入れることができます。スーパーで手に入るところもあるようです。

タネから育てるのがむずかしい場合は、なえを買ってみてもいいでしょう。

※なえを買って育てる場合は水がたくさん必要(ひつよう)になり、費用(ひよう)がたくさんかかることもあるので、注意が必要です。

ここではタネから育てる場合の実験方法(じっけんほうほう)をしょうかいします。

 

使用する水の種類を(えら)ぼう

植物のタネが準備出来たら実験に使う水の種類を選びましょう。この実験では水道水で育てる場合とのちがいをくらべたいので、水道水は用意しましょう。

使う水の種類によってはカビがはえやすくなったり、虫を()せやすくするものもあります。今回の実験とはべつにそのちがいをしらべてみるのもおもしろいかもしれませんね。

例:ペットボトルに入った天然(てんねん)水、砂糖(さとう)水、(しお)水、スポーツドリンク、野菜(やさい)ジュース、炭酸(たんさん)水、コーラ(砂糖入りのものと、0カロリーのもので分けてもおもしろいかもしれません)など

 

実験の準備をしよう

用意するもの

  • だっし綿(めん)(ガーゼなどでも〇)やクッキングペーパーなどの水がしみこみやすいもの
  • スポイトなどの水のりょうをはかれるもの
  • だっし綿が乗るくらいの大きさのお皿やカップ
  • 植物のタネ
  • いろいろな水
  • ノートやカメラなどの記録きろくができるもの

 

※お皿やカップの数はいろいろな水の種類の数だけ用意しましょう。

 

用意ができたら、だっし綿をお皿やカップの上において、その上に植物のタネを重ならないように同じ数だけのせましょう。

タネの入ったふくろに育て方が書かれていることが多いので、よく読んでおきましょう。

(明るい場所におくのか、暗い場所におくのか、タネを水につける必要があるかなど)

 

 

1.水道水をスポイトで量をはかって、あらかじめ準備した、タネをおいたお皿やカップに入れます。だっし綿が十分にぬれるまでくり返し、どれだけの量が必要だったかを記録します。

2.別のお皿やカップに同じ量だけ用意した他の水を入れます。

3.ふくろに書かれている育て方のとおり、明るい場所や暗い場所に容器をおきましょう。

※下の写真は水道水と紅茶(こうちゃ)を使ったものです。

    

予想しよう

準備(じゅんび)ができたらいよいよ実験(じっけん)開始!…の前に、実験の結果(けっか)を予想してみましょう。

((れい))どの水が一番()が出やすいか、成長(せいちょう)が早いか、それはなぜか…など

※ただ予想するだけでなく、なぜそうなると思ったのかを考えることも大切です。

(例)野菜(やさい)ジュースには野菜の栄養(えいよう)がたくさんあるので、同じ植物を育てるには、芽が出やすく、成長も早いのではないだろうか…など

 

実験(じっけん)しよう

それではいよいよ実験をはじめましょう。

今回の実験で大切なのはよく「見る」ことです。

植物のタネにどんなちがいがあるかよく見て少しのちがいも見のがさないようにしましょう。

 

観察(かんさつ)しよう

植物の成長(せいちょう)は10分20分ではあまり進まないので、はじめのうちは1日に2回ほど観察するといいでしょう。観察をするときには先にも書いたようによく見ることが大切です。

観察して、思ったことや感じたことは(わす)れずノートなどにメモするようにしましょう。

観察のポイント:()がでていないか、タネの形や色にちがいはないか、だっし綿(めん)はかわいていないか…など

 

管理(かんり)しよう

実験中はだっし綿がかわいて植物がかれないようにだっし綿がかわきはじめたら水をたすようにしましょう。

 

記録(きろく)しよう

時間がたってタネから、芽が出たり、根がのびたりしてきたら、その日時や個数(こすう)、長さなどをはかって記録しましょう。

 

結果(けっか)について考えよう

  • ()が出たタネが一番多かったのはどの水かな?それはなぜだろう?
  • 芽や根が一番長くのびたのはどの水かな?それはなぜだろう?
  • この植物が芽を出すのに一番いいのはどの水だろう?
  • 芽が出た水と出なかった水では何がちがうのだろう?

 など、実験(じっけん)をしてわかったことをまとめてみましょう。

 

次につなげよう

  • 同じ天然(てんねん)水でも、硬水(こうすい)軟水(なんすい)といったものがありますが、これらで成長(せいちょう)スピードは()わるでしょうか?
  • 水の種類(しゅるい)以外(いがい)に植物の成長スピードが変わる原因(げんいん)はあるでしょうか?
  • 他の植物のタネで同じ実験(じっけん)をしたら同じ結果(けっか)になるでしょうか?

 

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