もうすぐ会えるかな
(R4.1.28配信)
だんだんとあたたかいと感じる日が増えてきました。
生き物の中には冬になると土の中や落ち葉のうらなどの安全であたたかい場所にかくれてあたたかくなる春を待つものがいます。
その理由はいろいろあります。
たとえば、寒すぎると死んでしまうことがあり、そうでなくても、動けなくなり他の生き物に食べられてしまうことがあります。
また、食べ物がなくなり、が死する(おなかが空きすぎて死んでしまう)こともあります。
そうしたことを防ぐためにかくれて冬をすごすのです。
そうして春を待つ生き物は、あたたかくなり、食べ物が増えると、だんだん活発になり、元気に動き回るようになります。
今回はこれからの季節に見られる生き物を、全部しょうかいするときりがないので、ほんの一部だけしょうかいします。
虫の仲間
虫の仲間はいろいろな状態で冬をすごします。卵のすがたですごすものもいれば、幼虫のすがたですごすものもいます。ここでは成虫のすがたで冬をすごす虫のなかからチョウのなかまのムラサキシジミとムラサキツバメをしょうかいします。
ムラサキシジミ・ムラサキツバメ
大きさ
はねを開いた時の大きさが30~40㎜くらいです。
見られる場所
平地から山などで見られます。
食べもの
幼虫はブナ科の植物の葉を食べます。ブナ科の植物には木が多く、マテバシイやクヌギ、アラカシなどのドングリができるものが多いです。
とくちょう
・黒色にあざやかな青色が目立つチョウです。
・とてもよく似ていますが、はねのうしろにあるしっぽのようなでっぱり(「尾状突起」といいます。)があればムラサキツバメ、なければムラサキシジミと見分けられます。
トカゲやヘビ(ニホントカゲ・ニホンマムシなど)
トカゲやヘビなどのは虫類の仲間の多くは冬になるとほとんど動かなくなります。ここではニホントカゲと毒を持つニホンマムシをしょうかいします。
ニホントカゲ
大きさ
大きくなると20cmから25cmくらいの長さになります。
見られる場所
草地や林などでかくれられる石などがある場所にいます。
冬には石のうらや石がきのすきま、土の中などにいます。
あたたかくなると石の上で日光浴をしている姿を見れるかも⁉
食べもの
ミミズや虫をたべます。
とくちょう
・子どもの時と大人になってからで体の色が変わります。
・子どものときは全体的に黒く、黄色いすじが5本入ります。しっぽは青色です。
・大人のオスは灰色に近い茶色になり、黄色いすじはなくなります。
・メスはこどもの時とあまり変わらないこともあるようです。
・しっぽをつかんだり無理やりつかまえようとしたりするとしっぽを自切(自分で切ってしまうこと)してしまうので、そっとしてあげましょう。
ニホンマムシ
大きさ
大きくなると40㎝から65㎝くらいの長さになります。
見られる場所
水辺や林などのじめじめしているところで見られます。
食べもの
カエルやネズミなどの小型の動物をたべます。
とくちょう
・キバに毒をもっているのでかまれると大変危険です。
・ふだんはおとなしいので、みつけてもそっとしておくとおそわれることはほとんどありません。
・背中にだ円形のもようがあり、ヘビの中でも見分けやすいです。
カエルの仲間
ここではよく見られるカエルのニホンアマガエルをしょうかいします。
ニホンアマガエル
大きさ
大きくなると22㎜から45㎜くらいになります。
見られる場所
田んぼなどの水辺でみられます。
食べもの
ハエなどの虫やミミズなどをたべます。
とくちょう
・緑色のカエルのなかでは堺で一番よくみられるカエルです。
・鼻から目を通って黒いすじがあるので、ほかの緑色のカエルとの見分けやすいです。
・体の表面には毒があるので、さわった後には手をよく洗いましょう。
まとめ
ほんの少しですが、これからの季節に見られる生き物をしょうかいしました。
知っている生き物はいましたか?
他にもこれから見られる生き物はたくさんいます。
いろんな生き物を探しに出かけてみませんか?
見つけた生き物はぜひ写真を撮って「いきもの発見報告」してください!
作成:カワラバトのポッポ
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